2019年10月22日火曜日

10/20台風19号花き産地への被害

■世田谷花きFBが10月20日にまとめている。以下引用する。

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<台風19号による被害状況について>
10月20日現在で確認できた情報をお知らせいたします。
台風による被害をうけた皆様に心よりお見舞いを申しあげますとともに、少しでも早く平常に戻られますことを祈念しております。
【岩手県】
地域:一関市
産地名:JAいわて平泉南部園芸センター
品目:小菊・リンドウ
状況:ビニールハウスの一部に被覆の破れなどの被害が出ている。

【福島県】
地域:会津若松市
産地名:花職人Aizu 山内庄一郎
品目:草花類
状況:ダスティミラーシラスのハウスが三棟中二棟が水没。ユーカリも畑が増水により水没。両品目ともに出荷はかなり減る状況。

地域:いわき市
産地名:磐創 (小澤尚樹)
品目:ドウダンツツジ他
状況:作業場と作業用車両2台が水没。 当面出荷できない状況。

地域:いわき市
産地名:グリーンテック
品目:ドウダンツツジ他
状況:直接の被害は無いが、山道が土砂や倒木で山に入ることができず当面出荷ができない状況。

地域:本宮市
産地名:五百川清花園 鈴木清和
品目:枝物・草花類
状況:直接の被害は無かったが、阿武隈川氾濫による近隣の浸水被害復旧作業を行っているため出荷はしばらくできない状況。

地域:岩瀬郡鏡石町
産地名:マルイチ花材
品目:枝物・草花類
状況:グループ生産者のうち2名の圃場等が倒木により入れない状況。一部品目の出荷に影響がある。

地域:郡山市
産地名:JA福島さくら中田共選場
品目:枝物類
状況:アカシア・ユーカリで風害による葉傷みが出ている。また、須賀川の一部で圃場が冠水しているとのこと。現在被害状況を確認中。

【栃木県】
地域:日光市
産地名:武嶋花材 武嶋博英
品目:ドウダンツツジ
状況:林道や山道が崩れてしまい山に入ることができない。 今シーズンの出荷はできない状況。

地域:鹿沼市
産地名:ヤマネ屋 大貫雄司
品目:スプレーギク
状況:ハウスが土砂濁流の流入で甚大な被害。 今後の生産出荷については現時点で見通しがたっていない。

【茨城県】
地域:常陸大宮市
産地名:JA常陸大宮地区
品目:枝物類
状況:地域によって水没や道路の通行止めがあるため今後の出荷が不安定。

地域:神栖市  
産地名:JAなめがたしおさい波崎遠藤隆司
品目:千両
状況:15号で千両畑を囲んでいるがく屋に被害が出ている。19号での被害は現時点ではない。

地域:神栖市  
産地名:なめがたしおさい波崎篠塚孝雄
品目:千両
状況:圃場の直接的な被害は少ないものの、利根川下流部からの浸水被害が地域全体に及んでいる。

地域:神栖市  
産地名:石橋与左衛門
品目:千両
状況:15号での被害がかなり出ている。19号での被害は現時点ではない。

【千葉県】
地域:南房総市  
産地名:青木園芸
品目:アジサイ、レースフラワー、草花類
状況:一部ゼラニウム類に塩害が見られる。ハウスへの被害は無かった。
 
地域:南房総市  
産地名:折原園芸
品目:レースフラワー、草花類
状況:セージ、ミント類に塩害が見られる。ハウスへの被害は無かった。
 
地域:南房総市  
産地名:金井園芸
品目:ヒマワリ、レースフラワー、ダリア、草花類
状況:一部ハウス(150坪ほど)が損壊。ビニールが破けたところでは塩害がある。

地域:南房総市  
産地名:鈴木源八
品目:枝物、草花類
状況:塩害により露地作や山取りのものがダメになっている状況。
 
地域:南房総市  
産地名:隆生丸
品目:草花類
状況:ミント、ゼラニウム、セージ、アカバセンニチコウなどの露地物が塩害で出荷停止。

地域:館山市  
産地名:伊東花園
品目:草花類
状況:露地物が塩害で今後の出荷見通しが立てられない。
 
地域:南房総市/館山市  
産地名:沿岸の露地栽培生産
品目:草花類(キンセンカなど)
状況:塩害で年内の出荷見通しが立てられない。

地域:君津市
産地名:JA小糸経済センター
品目:カラー
状況:19号での被害は無かったが15号での被害復旧ができておらず、これからの出荷見込がたっていない。

地域:香取市  
産地名:JAかとり東庄
品目:千両
状況:15号では一部畑に被害が出ている。19号では大きな被害はない。

地域:旭市  
産地名:林園芸
品目:ガーベラ
状況:ハウスの一部で天窓が飛ばされる被害があり。台風15号でも被害が出ており出荷数量はかなり減る見込み。

【神奈川県】
地域:川崎市
産地名:馬光 田辺美裕
品目:枝物・草花類
状況:露地のコスモスが全滅。

地域:相模原市
産地名:内村喜彦
品目:枝物・草花類
状況:露地のコスモス、石化ケイトウが全滅。

【長野県】
地域:千曲市  
産地名:福島幸久
品目:バラ
状況:2ヶ所のハウスのうち1ヶ所が川の増水により水没。水没したハウスの今シーズン出荷ができなくなった。

地域:千曲市
産地名:fフラット降旗功、小平三幸、中曽根彰宏
品目:トルコキキョウ
状況:ハウスの一部が川の増水により浸水。 また、一部ガラスハウスのガラス割れている。
地域:千曲市
産地名:JAながのちくま上山田共選所
品目:トルコキキョウ
状況:ハウスの歪みなどの被害がかなり多く出ている。

地域:上田市
産地名:塩沢博信
品目:トルコキキョウ
状況:ハウスの大部分が増水により浸水。

地域:伊那市
産地名:JA上伊那
品目:トルコキキョウ
状況:ハウスの一部が風により被覆材が剥がれる被害あり。

【静岡県】
地域:伊豆市
産地名:仁藤農園
品目:トルコキキョウ
状況:ハウスの一部が増水により浸水。

地域:牧之原市
産地名:JAハイナン本店
品目:ガーベラ
状況:部会員2名のハウスが増水により浸水。 また、ビニルハウスの被覆に破損がある。
   出荷量は若干減る見込み。

地域:牧之原市
産地名:ADORE FLOWCA 山本勝重
品目:ガーベラ
状況:ハウスの一部が増水により浸水。栽培用のベンチが二列倒れる被害あり。
   一部品種の出荷が減る見通し。

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<続報>台風15号による被害状況と復旧状況について
9/12(木)17:30現在
地域:千葉県旭市  
産地名:フルールセゾン
品目:キク類 
状況:風によりハウスの50%に被害が出ている。今後の出荷数量が激減する。
また、被覆材がかなりはがされており塩を含んだ風雨による塩害や茎の曲がりなどの影響が
出てくるものと見られる。
       
地域:千葉県南房総市  
産地名:青木園芸
品目:アジサイ、レースフラワー、草花類
状況:かなりの規模でハウスに甚大な被害が出ている。

産地名:折原園芸
品目:ヒマワリ、レースフラワー、草花類
状況:かなりの規模でハウスに甚大な被害が出ている。

産地名:松本華園
品目:カーネーション、ストック、草花類
状況:全てのハウスに甚大な被害が出ている。

産地名:隆生丸
品目:草花類
状況:ハウスに大きな被害がでており今後のハーブ類の出荷見通しが立てられない。

産地名:三和園
品目:カーネーション
状況:ガラス温室に甚大な被害がでており次シーズンの出荷見通しが立てられない。

産地名:三井花卉園
品目:カーネーション
状況:ガラス温室に甚大な被害がでており次シーズンの出荷見通しが立てられない。

地域:千葉県館山市/南房総市  
産地名:蘭佳舎(5件中千葉の2件)
品目:カトレア
状況:開花用のハウスに大きな被害が出ており今後の出荷数が減少する。

地域:千葉県館山市  
産地名:伊東花園
品目:草花類
状況:露地物のコスモスが風により倒伏。今後の出荷見通しが立てられない。

地域:千葉県富津市  
産地名:大佐和花卉園
品目:アンスリウム
状況:全てのハウスに甚大な被害が出ている。

地域:千葉県香取市  
産地名:咲いたファーム
品目:草花類
状況:露地物のキリンソウなどが風により倒伏。彼岸需要の出荷見通しが立てられない。

地域:成田空港周辺地区  
出荷者:各輸入商社
品目:輸入花材全般
状況:不通だった電気・水道が復旧したことで少しずつ従来の作業工程に戻り始めている。
一部地域でインターネットなどの通信環境が不通となっているため、入出荷データの受け渡しができない商社があり。

地域:埼玉県川口市  
産地名:榎原園芸
品目:草花類・枝物
状況:露地物のケイトウ、コニファー、桜が風により倒伏。

地域:埼玉県狭山市  
産地名:JAいるまの狭山
品目:枝物
状況:昨年に続き風によりユーカリ倒伏。

地域:埼玉県さいたま市/川口市  
産地名:赤山周辺産地
品目:草花類
状況:露地物のケイトウが風により倒伏。今後の出荷については確認中。

地域:神奈川県相模原市(津久井)  
産地名:内村喜彦
品目:草花類
状況:露地物のケイトウ、キリンソウが風により倒伏。今後の出荷見通しが立てられない。

地域:神奈川県小田原市  
産地名:柳川京信
品目:草花類
状況:露地物のケイトウが風により倒伏。キリンソウも風の影響で出荷数減。

地域:神奈川県川崎市(馬絹)  
産地名:馬絹地区生産者
品目:草花類
状況:露地物のケイトウが風により倒伏。冬~春の花木類については今後の経過観察で。

地域:茨城県古河市  
産地名:JA茨城むつみ三和
品目:バラ
状況:風による倒木でハウスが損壊。一部品種が出荷数量減になる見込み。


---9月9日FBより----
<台風15号による影響について>
本日未明より暴風雨をもたらした台風により千葉県各地で甚大な被害がでている状況が断片的に情報として入ってきておりますので、ここにお知らせいたします。
被害にあわれた皆様には少しでも早く平常に戻られますことを祈念いたします。

成田空港周辺輸入商社より
クラシック:停電と従業員の出社ができない状況。このため、水曜販売分の出荷の見込ができない。

旭市
フルールセゾン:キク類の生産ハウス50%に甚大な被害あり。

林園芸:生産ハウスの6割に甚大な被害あり。

南房総市
青木園芸:ハウスに大きな被害あり。
折原園芸:ハウスに大きな被害あり。
松本華園:全てのハウスに甚大な被害あり。
加藤洋蘭園:ハウスに大きな被害あり。
隆生丸:ハウスに大きな被害あり。

館山市
伊東花園:露地物のコスモスがすべて倒伏。

館山市/南房総市
蘭佳舎:千葉の2軒で開花用ハウスに被害あり。次回以降の出荷数に大きく影響。

富津市
大佐和花卉園:全てのハウス甚大な被害あり。

9月9日15:30時点での情報です。

2019年10月10日木曜日

10/1 花のトレンド2020 Black Tie + Barefoot décor.

■10月1日にフラワーダイアリー(蘭)が紹介していた。 → 原文を転載します


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International Floral Distributors to release Flower Trends Forecast 2020 on October 1, 2019
Shifting flower preferences for 2020
Trends represent shifts in consumer preferences. Sometimes the shifts are huge and cut across almost all consumer profiles. Sometimes a trend is only actualized in a small portion of all consumers, but when the impact is large enough to cause a noticeable change in demand for the trend product(s), the trend is big and the impact wider. Flower Trends Forecast 2020 identifies the changes in consumer preferences impacting the most change in demand for cut flowers and floral décor.

Flower Trends Forecast 2020 has been prepared by Helen Miller, AIFD, CAFA, CF and Derek Woodruff, AIFD, CFD, CF, PFCI, AAF to highlight the changes in consumer predilections in floral products and décor. Both Helen and Derek are experienced in their understanding of the changing consumer and their evolving tastes in flowers and floral décor.

Flower Trends Forecast top trending flowers for 2020 are:
1. Peonies
2. Garden Roses
3. Ranunculus
4. Dahlias
5. Butterfly Ranunculus
6. Spray Roses
7. Chrysanthemum Disbuds
8. Tender Vines
9. Hydrangea
10. Tillandsia

Helen and Derek forecast the flower trend that will be most prevalent for weddings and events to be what they have entitled Black Tie + Barefoot. It is a décor style featuring moody colored flowers and soft feminine textures. The trend has a romantic feel and hints of a sophisticated bohemian style. The look is created using muted and muddy color flowers combined with lacy and airy foliages unexpectedly paired with dried flowers and tender vines. The color palette will be grayed tones of pink, lavender, blue and green with a heather-ish pink being the most prevalent. Roses, peonies, dahlias and a host of flowing vines will be most popular for creating Black Tie + Barefoot décor.



Though there are many attributes and factors that influence how and what consumers purchase, visual cues are the most influential. For flowers that means looking fresh! But beyond perceived freshness, the strongest and most persuasive visual cue is color. Knowing what color palettes are increasing in popularity can be found in Flower Trends Forecast 2020. The report details the color palettes for four trending styles expected to be popular in 2020.

When one thinks of trends in the floral industry, often the sole focus is on color or style. Some hot, upcoming trends in floral design for weddings and events include some unexpected items and pairings. Once thought of as completely separate elements, dried flowers, fresh flowers and live plants are all being used together in one cohesive styling. The trend is detailed in a style Helen and Derek have entitled; A New Leaf. The trend is immersed in nature and cut flowers are mixed with interesting plant materials, cut foliages and dried botanicals.

IFD will reveal more about trending flowers and floral décor for 2020, in their annual Flower Trends Forecast available October 1st, 2019.

For more information:
Jeff Lanman
International Floral Distributors