2009年11月21日土曜日

高冷地から西南暖地へ産地交替


11月20日(金)のカスミソウ品種構成

■大田市場O社のカスミソウ品種構成 11月20日(金曜) 上位品種のみ。暖地産(熊本・和歌山・愛知・静岡)は、旧来のBF(ブリストルフェアリー)が12%生産販売。通常夏秋期の高冷地はすでにBFは21世紀系に転換していますし雪系も無くなりつつあります。この日の入荷量は35,225本。16日(月曜)は44,230本であった。21世紀系に転換した夏秋の高冷地は堅調相場で終了しました。一方、品種転換が進まない冬春の暖地の安値には原因があります。「かすみ草マーケット(市場)」の価値創造が仕事の目的です。

 



■2009年の6月~11月上旬の夏秋期の福島県内のカスミソウ産地では、染色カスミソウはその時期の出荷品種のなかでいちばん良い品種(たとえばアルタイル系、ベール系、ファンタイム、フォレストなど)の大輪八重系の秀品のみを使用して染色し、色ムラの無いように品質管理し、顧客の維持につとめてきました。一方暖地産の秋冬系のカスミソウの染めは、いちばん人気のない一重系の品種を染めるものが多く、染めカスミソウの価値低下・顧客離反を起こしています。暖地産地の商品政策の問題等、安値には原因があります。お客様(購買者)の立場に立ってみるとわかることです。