背景の装飾は、、、、
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■2018年は旱魃と高温でかすみ草は秋作が2週間前進開花したため出荷量が予定よりも8月・9月が多く安値。箱単価で4割減、、、つまり半値近い価格推移。その反動で10月・11月は品薄で高いが、品薄だけではなく、草丈が短くなり高い(つまり価格とサイズの一致、短いサイズほど高い、、、、70cmにバランス良く枝が付いている)。
セレクタ(苗はフクカエン種苗が販売)のプチパールが登場してこの数年、ほとんどの人々は極小輪の一重咲きに価値があるので、「短くても売れる」と感じた。
実は、短いサイズに、きちんと枝数がある、ということが評価されている。間延びした2L、3Lでは、使いにくい。2L・3Lは頂花(天花)は黒花で、下枝の先端は咲いていない、、、
今年の10月・11月は高温旱魃のため、早生主体(アルタイル・ベール系)では50~70cmがほとんどになっている。
暖地を見ても短いが、価格は高い。
これは「短いから価格が高い」と考えなければならない。
つまり使い手の価値は40~70cmにあることを示す。
「短い」という言葉も改めなければならない。
かすみ草は「40~70cm」を、きちんと生産できる産地しか伸びない。そして、多様な品種。
これは、むだに捨てる部分が少ない「切り花」が求められていることを示し、社会の風潮と一致する。
そして切り花の一生を商品化すること(つまり周年化よりも季節性。幼芽・花・シード)と連動している。そこにドライフラワーの流行の背景がある。つまり「秋冷の花」とは、9月~11月の季節感を求めることに対応して「自然(露地)」「形の多様さ(天候災害等を記憶した形状)」に価値がある。